意見交換会での会員からの要望・意見

(1)公共事業予算の確保など
長期的な見通しが立てば、人材の確保、機械の購入など設備投資に対する意欲が湧き、同時に建設業の魅力の再発見にもつながると考えられるので、長期間にわたる安定的な予算の確保を図ってほしい/公共事業費はまず当初予算で確保し、補正予算で追加するようにしてほしい/国土強靭(きょうじん)化の施策に期待している/毎年4月から7月にかけて仕事がなく、空白期になっている。発注の平準化を確保してほしい

(2)入札契約制度の改善
C、Dランクの工事を増やし、このランクの工事では指名競争入札を採用してほしい/総合評価方式は受注実績のない業者にとって不利な扱いになっている。新規の業者でも参加意欲がもてるように運用の見直しを図ってほしい/最低制限価格制度の基準価格を95%以上に引き上げてほしい/予定価格以下でないと落札できない制度のもとで、設計労務単価100%の賃金を支払うことは不可能である。この制度のもとで下請業者が社会保険に加入すると経営が成り立たなくなる実態がある/適切な価格での契約ができないと、適切な賃金の支払いはできない。若い人も入職してこない/予定価格の上限拘束制を撤廃しないと適正な利益が得られない/適正な利益が確保できれば従業員の給料を引き上げ、地元にも貢献できる

(3)積算、歩掛り関係
作業員の高齢化が進むとともに、多能工が増加して作業効率が落ちているので、歩掛りを改正してほしい/大規模工事で採用されている歩掛りを小規模の工事にも適用しているので採算のとれない工事になっている/昨年10月から採用された施工パッケージ積算方式は地方に不利な方式になっているので、見直しが必要である/現場の実態に合わない設計・積算が行われ、そのしわ寄せが施工にきて採算を悪化させている。適正な工期を望む/発注者から、建築工事は市場単価を採用しているので、今回の労務単価の引き上げは全く反映しないといわれた。建築工事は厳しい対応となっている/労賃や資材価格の上げ足が速いので、年に3~4回の積算単価の見直しを実施してほしい

(4)歩切り
市町村では5~10%、ひどいところでは20%もの歩切りを行っており、それが技能労働者の賃金引き上げ、社会保険加入の阻害要因になっている/補助事業に比べ、単独事業での歩切りが高率で行われる傾向が強い/情報公開を利用して、金額入りの設計図書を入手すれば、歩切り、設計ミスがわかる/首長に「歩切り(5%)は法律違反の行為」といったら歩切りをやめた

(5)その他
補正予算の工事が降雪やがれき処理などで中断を余儀なくされ、翌年度末までに完了しないケースがある。事故繰越への適切な対応を講じてほしい/確認検査のために工事が中断され、それにともない工期が延長になり、利益が圧縮される要因になっている。確認検査がスムーズに行われるように配慮してほしい/検査時の提出書類の簡素化を図ってほしい/会員の減少をまず止めること、あわせて増加に努めて組織強化を図る