皆さまからの投稿

(一社)みやぎ中小建設業協会青年部会 副会長
船山建設株式会社 取締役常務 舩山大介
東京都若手経営者の会と意見交換

さる9月25日、我々みやぎ中小建設業協会青年部会のメンバーは、都内で東京都中小建設業協会・東京都若手経営者の会の皆様との意見交換会に臨みました。この意見交換会は、我々にとって初めての外部の青年部会との交流会です。

まず、小野寺会長が青年部会の概要のほか、復興予算の繰り越しの多さ、災害公営住宅の計画の大幅な遅れ、人材、資材の不足とそれにともなう不落の多さなど、宮城の震災後の復興状況について説明しました。

つぎに、平間建設の平間社長から、自社が津波の被害に遭い、従業員を失いながらも復旧していった実体験が生々しく語られました。最後に「現在は景気がいいが、震災バブルがはじけた後は震災前より状況が悪くなるのではないか。その状況を想定して改革を進め、先を見据えていかなければならない」という決意を述べ、説明を終えました。

東京都若手経営者の会からは、河津会長と岩浪副会長が会活動の内容と東京都の建築、土木について推移と現状の説明があり、以前の不況の状態から徐々に回復してきたところでリーマンショックが起こってひどい状態に陥ったこと、震災後に東北からの部品調達が困難になったこと、さらに消費税増税にともなう駆け込み需要によって人材、資材不足が深刻になっていることが披露されました。

また、東京という土地柄から他地域に比べれば仕事はあるが、それだけ業者も多く、過当競争にさらされていること、それだけ不適格業者も多いことが語られました。ただし、最近は業者の体力が弱くなってきたため、むしろ過当競争が起きにくい状況になっているとのことです。このようなことは外部からはあまり見えない、気づかないことであり、改めて認識したものです。

意見交換会の中で共通の話題としてあげられたのは、人材、資材不足を原因とする公共事業の積算や民間の見積もりの初期単価と実施工時の実勢単価の乖かい離りです。これを解消するため、行政も遅まきながら単価の見直し期間の短縮などの施策を講じていますが、過渡期としては致し方ないところもあります。

むしろ、このような状況だからこそ確実に利益が確保できるよう努力すれば、この先の落ち着いた時期には希望がもてるだろうと思います。