平成25年度通常総会

新会長に松井守夫氏(愛知)
新体制で懸案解決へ

全国中小建設業協会は6月12日、東京の八重洲富士屋ホテルで平成25年度通常総会を開き、24年度決算を承認するとともに、任期満了にともなう役員の改選を行った。総会後に行われた新役員による理事会で新会長に松井守夫副会長(愛知)を選任した。全中建は松井体制で懸案解決に取り組む。同日退任した岡本弘前会長に名誉会長、宮本武蔵前副会長に相談役を委嘱した。

同日は、24年度の建設関係物故者に黙祷を捧(ささ)げた後、岡本弘会長が「自民党政権になって、公共事業予算が大幅に増加され、われわれにとっては久し振りの追い風が吹いている。この予算が早期に執行されるとともに、少なくとも10年以上は継続した計画的な予算の確保が必要だと考えている。中小建設業界を取り巻く環境は厳しいが、地域の雇用と安全・安心を確保するため頑張っていきたい」とあいさつした。

次に会長表彰が行われ、建設業振興功労として大舘修一氏(八戸)ら30名、役員功労として小野徹(静岡)、豊田剛(東京)の両副会長と佐々木勇理事(茨城)、特別功労として25年春に黄綬褒章を受章した日髙章智常任理事(宮崎)にそれぞれ表彰状と記念品が贈られた(2面参照)。

引き続いて来賓が祝辞を述べた。太田国交大臣の祝辞を代読するため登壇した国交省の青木由行建設業課長は「参院選挙が終われば、26年度予算の編成に入るが、皆さんが将来にわたって安心して仕事のできる予算が組まれるかの節目にある。今年度の設計労務単価を大幅に引き上げた。元請、下請、技能労働者が適正な利益、賃金が確保できる体質に変わる第一歩とすることができるか今年がかぎを握る。賃金が技能労働者まで行き渡るよう、社会保険の加入率が上昇するよう、業界と行政が手を取り合って進んでいきたい。地域建設業と入札制度を検討するための研究会を立ち上げた。下期に議論を開始するが皆さんの意見を聞きながら、成果をあげたい。振り返ると、平成25年は建設業の再生にとって節目の年だったとなるようにしたい」と述べた後、大臣の祝辞を代読した。

続いて、脇雅史参議院議員秘書の河辺英克氏が祝辞を述べた。

この後、議事に移った。一般社団法人へ移行したのにともない、総会の議決事項は24年度決算書の承認と理事・監事の選任となった。理事会で検討した案が提案され、原案どおり承認された。新理事には畑中孝治(みやぎ)、相澤晃(横浜)、三宅康文(広島)、増田秀文(宮崎)の各氏が選任された。

最後に4期8年にわたって会長を務めた岡本弘氏が退任あいさつを述べ、総会を終了した。

総会終了後に、新役員による理事会が同所で開かれ、正副会長、常任理事、専務理事の互選が行われた。

その結果、新会長には松井守夫副会長(愛知)が選任された。また副会長には小野徹(静岡)、岡野三郎(大阪)、豊田剛(東京)の3氏を再選したほか、新たに土志田領司(横浜)、後藤文好(広島)の両氏を選任した。専務理事には押川太典氏が再選された。

松井新会長は、協会運営に助言を受けるため、岡本弘前会長に名誉会長、宮本武蔵前副会長に相談役を委嘱したいと提案し、了承された。

新会長に就任した松井氏は「建設業界は、明るい方向にあるが、疲弊(ひへい)している現状を持ち直すのは大変なことだ。皆さんの支援を得て、難局を乗り切りたい」と抱負を語った。
総会と理事会で選任された新役員は次のとおり。


会長
松井守夫(愛知)

副会長
 小野徹(静岡)
 岡野三郎(大阪)
豊田剛(東京)
 土志田領司(横浜)○
 後藤文好(広島)○

常任理事
 天谷知昭(福井)
 金光鐘楽(京都)
 佐々木正富(香川)
 布施正夫(神奈川)
 山元一典(岩手)
 朝日啓夫(愛知)○
 大矢伸明(愛知)○
 田邊聖(高知)○

専務理事
 押川太典

理事
 佐々木勇(茨城)
 寺下一之(八戸)
 山口巖(東京)
 榎並靖博(大阪)
 吉新旦夫(栃木)
 石井源一(静岡)
 河﨑茂(神奈川)
 河津市元(東京林業)
 畑中孝治(みやぎ)
 相澤晃(横浜)○
 三宅康文(広島)○
 増田秀文(宮崎)○

参与
 上之原孝(東京)
 山本厚(福井)
 鳥越雅人(東京)
 赤嶺勲(沖縄)
 玉木茂(栃木)
 阿部敏夫(神奈川)
 市村清勝(山形)○
 山口浩(横浜)○
 松井明(三重)○
 金本健司(香川)○

監事
 中村正直(神奈川)
 髙木一光(愛知)

○は新任