若手経営者が思うこと

復興から未来に向けて
(一社)みやぎ中小建設業協会
青年部会会長 サン工業(株) 常務取締役小野寺徹

一般社団法人みやぎ中小建設業協会は、平成22年7月に設立、宮城県全域を活動範囲としています。協会発足後間もなく東日本大震災が発生し、会員企業はさまざまな分野の復旧・復興事業を行ってきました。

そうした中、震災復興へのさらなる貢献と未来の魅力ある建設産業を若い力で築いていくため、平成24年6月、みやぎ中小建設業協会青年部会が発足しました。現在は15名のメンバーでさまざまな活動を行っています。

私は、青年部会の発足にあたり、会長を務めさせていただいています。私は、某ゼネコンを経て、工学院大学大学院で建設産業の研究を行い、その後、(株)日本能率協会コンサルティングというコンサルティングファームに所属していました。東日本大震災が発生した日は、静岡のメーカーでコンサルティングを行っており、夜になり、ようやく動いた新幹線に乗って東京に戻り、夜中に自宅へたどり着きました。震災発生直後は、地元仙台ともほとんど連絡が取れず、テレビの映像をただただ心配し、見ていることしかできませんでした。

次第に地元の復旧・復興に貢献したいという思いが高まり、震災から2か月後の5月に仙台に戻り、現在に至ります。自社においても、住宅の応急修理制度をはじめ、さまざまな震災復旧工事を行わせていただきましたが、みやぎ中小建設業協会より青年部会を立ち上げたいというお話をいただき、若い力を結集して震災復興に一層貢献していければという思いから、僭越ながら会長を引き受けさせていただきました。

しばらくは震災復興への最大貢献がテーマになりますが、復興需要もいずれは収束します。私たちは、20年後30年後の地域の建設業のあり方を考え、真に地域に求められる建設産業になっていきたいと思っています。そのためには、既成の建設業の論理やしがらみにとらわれず、新しい発想で未来に向かって進んでいく必要があると思います。

そうした思いを共有したメンバーが、みやぎ中小建設業協会青年部会として集結しました。今後、全国の皆さまとも協力し合いながら、地元宮城・東北、ひいては日本の建設産業の発展に寄与していきたいと思います。