地域の防災をテーマに開催 第23回若手経営者懇談会 

被災地からのメッセージと取り組み事例を発表

第23回の全中建若手経営者懇談会(鳥越雅人座長)が11月15日、東京・八重洲の八重洲富士屋ホテルに岡本弘会長、小野徹副会長・建設業振興対策委員長、豊田剛副会長・広報委員長と全国から45名の若手経営者が出席して開催された。同日の懇談会は2部構成で行われ、第1部では国土交通省の谷脇暁建設業課長が「地域建設業に期待すること」をテーマに講演した。第2部では「東日本大震災の被災地建設業者からのメッセージと地域防災への緊急対応の事例発表」が行われた。

当日は東日本大震災で亡くなった方々に黙祷を捧げた後、岡本弘会長が「東日本大震災の被災者にお見舞いを申し上げる。その後、台風12号、15号による災害も発生した。皆さんから義援金をいただき、被災地の仲間に贈ることができ、感謝されている。建設業は経営が続けられるかどうか大変な時代になった。TPPは農業だけでなく、中小建設業にも影響が出てくるだろう。日本の建設業がなくなってしまうような世の中になってはいけない」と挨拶した。

続いて鳥越座長が「今回が23回目の懇談会開催となったが、以前は1年間に複数回開催していたので、年数としては15年目となる。毎回テーマを決め、若手経営者の勉強会として行ってきたが、平成23年は3月11日の東日本大震災、台風災害と災害が多発し、地域防災の重要性が再認識させられた。

前田国交大臣も国の防災機能を上げたいと語っているので、今回は防災をテーマに選んだ。国の防災機能を上げていくためには、建設業が頑張っていかなければいけない。地域で頑張っている企業が伸びるようにしたい」と語った。

また、同座長は次期座長に愛知県土木研究会の若手経営者部会の佐藤伸二部会長(大興建設社長)を指名、了承された。同座長は「全中建の一般社団法人化の中で、この懇談会の位置付けも検討されると思うが、このまま座長として残るのか、若手の会の会長となる新しい組織をつくるのか検討してほしい」と述べ、早速新座長に課題を託した。