第23回若手経営者懇談会 発表要旨(3)

町内の業者で15号台風災害に対応
正久厚成氏

浜松市は平成17年に12市町が合併し、19年に政令指定都市になった。広域の市になり、市は23年4月に防災計画を作成した。

広い区域なので、この計画がすべての災害に対応して活用できるのか、まだ災害が起きないので不明なところがある。

私の住んでいる天竜区で9月21日に台風15号による災害が発生した。この災害には町内の建設業者10社が対応した。6名が3交代で当たり、2名が常駐して対応に当たった。

対応の依頼が61件にのぼった。その内訳は倒木36%、沢押36%、路肩決壊23%、落橋2%で、山間部への出動が7割を占めた。

災害対応は、われわれのほか、地元の消防団も当たった。浜松の消防団員は約3000名おり、天竜区では170名の団員が災害に対応した。

災害対応では建設業とともに消防団が重要な役割を果たしているが、その人数が減少しており、地域の防災にとって心配の種となっている。

われわれは、緊急時には仮設材や重機を保有する町内の業者で対応し、その際には業務用無線を活用することにしている。

天竜建設業協会の会員数は年々減少し、平成16年当時650人いた従業員数も現在では250人程度まで減っている。

保有する機械も減り、受注高は10年に約130億円あったが、22年には30億円まで落ち込んでいる。これだけ減少すると、地域を守れるのかどうか大きな課題となっている。