簡易型が全体の6割

総合評価方式実施状況

国土交通省がまとめた平成21年度の直轄工事における総合評価方式の実施状況によると、適用率は件数ベースで99.2%、金額ベースで99.6%になった。

タイプ別では、件数では簡易型が6,737件で全体の60.5%を占め、金額では標準型が9,113億円で全体の61.3%になっている。また、早期発注対策として実施された実績重視型は、2,796件(全体に占める割合25.1%)2,050億円(13.8%)を占めている。

ずれも90%以上となる件数が過半数を超えている。各評価項目の配点率は、標準型(Ⅰ型)では、半数以上の地方整備局で「技術提案」の配点率を50%以上としているが、なかには90%以上としている地方整備局もあるが、20%以下としている地方整備局もある。一方、標準型(Ⅱ型)では、「技術提案」の配点率が10%~60%となっており、簡易型では、約半数が10%~30%の配点率。

標準型の評価項目については、「技術提案」に次いで各評価項目の採用率が高いのは、標準型(Ⅰ型)、標準型(Ⅱ型)ともに「企業の施工能力」と「配置予定技術者の能力」である。また、落札者と非落札者で得点率に差がついているのは、標準型(Ⅰ型)は「技術提案」、標準型(Ⅱ型)は、「地理的条件」である。

技術提案に係る具体的な課題の設定状況では、標準型(Ⅰ型)で「コンクリートの耐久性向上」、標準型(Ⅱ型)で「安全施工対策」の採用率が高い。

簡易型における評価項目については、採用率が特に高いのは、「企業の施工能力」、「配置予定技術者の能力」で、ほぼ100%である。次に高いのが「地域貢献の実績」で、簡易型の評価項目のうち、落札者と非落札者で得点率に差がついているのは、「ヒアリング」、「地理的条件」である。
落札の状況をみると、加算点の平均は、標準型(Ⅰ型)49.1点、標準型(Ⅱ型)36.3点、簡易型28.7点、実績重視型27.3点。最高得点者(最低価格者以外)が落札した割合は、標準型(Ⅰ型)56.5%、標準型(Ⅱ型)31.8%、簡易型26.3%、実績重視型28.0%となっている。