委員長の年頭所感・報告 会員各社がデータ集めを

土木委員長宮本武蔵

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平成22年度土木委員会は2回開催しています。主な議題は日本下水道協会主催の下水道意見交換会の対応及び結果の報告と対策についてです。

現在、我々建設業界が発注者である役所に対して設計、単価、施工その他諸々について意見を申し述べる事が出来る場は、下水道意見交換会議が唯一の機会ですので力を入れているところです。下水道事業のうちで、面整備は市町村が施工する事業ですので受注は我々中小建設業者がほとんどです。その設計内容は市町村の技術者が日本下水道協会発行の「下水道用設計積算要領管路施設(開削工法)編」を指針として設計積算を行っております。設計者の技術力不足と、設計積算要領の記載不十分の事もあり現場に合わない場合が多く、特に汚水取付管の施工には一部人力によらねば施工は不可能ですが、設計積算要領には人力掘削の記載が無いからと設計変更されない事が度々起こっております。

私は技術力不足の人でもわかり易い「設計積算要領」を作って下さいと10年来意見交換会で申し上げてきました。昨年の意見交換会で国土交通省の下水道課長から初めて考えて見ると発言があり、今年初めて管路掘削の中に人力掘削の文言が入る事になりました。なお、私は一般土木の人力掘削と違い、道路側溝やブロック塀の下は、シャベルでは掘れず、いわゆる「狸掘り」という鉄棒で突いてかき出す方法で掘削し埋戻しも押込み棒で突き固める方法しか出来ないのでご理解をと申し入れました。

その後、本省下水道部長に呼ばれ「『狸掘り』については理解するが、データが無いのでどうすることも出来ない。君の方で十分なデータを集めて提出してはどうか。」というお話があり、誠に有難い事で、データが十分集まれば新しく認めて頂けると思います。折角の機会ですので少しでも多くの会員各社で詳しいデータを集めて頂く様、この場をお借りしてお願い致したいと思います。